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コラム会報誌研究発表

第118回医師国家試験とお守り隊|会長コラムVol.22

立春は過ぎました寒い日が続いています。東京では珍しく雪も降りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。


 今年も2月3日4日第 118 回医師国家試験が開催されました。獨協医科大学では105名の受験生が、2月2日に医大から東京の宿泊施設や自宅に向けてバスで移動しました。森一博先生(1期)の率いる同窓会東京支部会では、すでに以前より「令和6年2月3日4日国試お守り隊」として、数名の支部員から有志を募って準備をしていました。


 この通称「国試お守り隊」は、2022年2月の国試の際に初めて結成されました。この時はまさにコロナ禍で、発熱者が速やかに受診できる病院等がなかなか見つからない状況でした。確か東京では、1日の救急車搬送困難が2500名を超えていた頃です。しかも当時は、突然のお台場への受験会場の変更に伴う宿泊施設の変更などもあり、学生の間にも落ち着かない雰囲気があったと思います。そこで平林先生から東京支部に相談を頂き、すぐさま東京支部会のメンバーが LINE 上で集まりました。メンバーは、それぞれが検査キットや薬品などを用意し、あるいは近隣の病院等に「もしもの時のお願い」をしながら、枕元に携帯電話を置いて万が一に備えていました。前泊日も含め3日間で発熱者は出ず、私たちの待機も平和に終わりました。後にこの時の受験生から、待機しくれる先生が居る事は非常に心強かったと感想を頂きました。



 今年は、すでに新型コロナウイルス感染症が5類となり、テレビ等で報道される事もなくなりました。しかし東京では年始から、インフルエンザと共に新型コロナウイルス感染症も非常に増えていました。年末に勉強会の応援に大学に伺った際にも、体調不良になった時が心配であるという声が聞こえていました。そのような中、平林先生から東京支部会にお守り隊の依頼があり、私たち支部会員は森支部会⻑の指示の元で再度集合する事になりました。嬉しい事に、今回は東京支部会国試お守り隊のメンバーに、新しく数名の若い先生が加わりました。お陰様でさらにパワーアップした布陣で待機する事ができました。



 一方、同窓会本部では、受験生の宿泊している施設に赴き、お菓子の差し入れを行いました。どうやら試験中に皆さんお腹が空くらしく(頭脳労働だからでしょうか)パサパサしないお菓子のような物が欲しいという希望もありました。施設では受験生から話を聞き、励ましたり、経験談を語ったりする事でリラックスして頂けたと思います。


 幸いにも3日間を通して体調不良者は出ず、我々の出番も無かった訳です。しかし獨協医科大学同窓生が暖かく見守っていた事は、受験生にとっては安心であった事でしょう。またお守りする事が出来た私たちも、一緒に3日間を戦い抜いた気持ちでした。森先生を始め東京支部会の皆様、お疲れ様でございました。受験生をお守り下さいましてありがとうございました。また引率の平林先生、原田先生におかれましても本当にお疲れ様でした。何よりも第 118 回医師国家試験に全力で臨んだ皆様、本当に頑張りました!!同窓会からのスクラブを楽しみにしていて下さい。