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コラム会報誌研究発表

神奈川支部会|会長コラムVol.21

毎月、保育園の検診に向かう途中に公園があります。ふと見上げると、すでに桜の蕾が顔を出していました。冬が終われば必ず春が約束されています。困難な事も多いですが、乗り越えてみればそれも思い出になるのかもしれません。皆様はいかがお過ごしでしょうか。


1月11日に、6年生に向けた 2 回目のインフルエンザワクチン接種を同窓会室で行いました。やはり受験当日の健康状態に対する不安はあるようで、東京支部会の皆様による受験生サポートは大変心強く安心だと学生が言っていました。東京支部会の皆様にはお世話になりますが、どうか宜しくお願い致します。



1月27日には神奈川支部会が開催されました。松下礼子先生(22期)が司会をされました。まず川名明徳先生(5期)のご挨拶がありました。その後、渡邉直人先生(10期)の漢方セミナー「咳嗽に対する⻨門冬湯の有用性〜自主研究結果からの考察」の講演がありました。次に本院救急医学講座主任教授の和氣晃司先生(15期)から「当院救命救急センターの軌跡」という題で素晴らしい講演がありました。まだまだ能登の状況は大変である事や、獨協医大の和氣教授を始めとする皆様が被災地で活躍なさっておられる様子が良く分かり、胸が熱くなる思いでした。被災地の復興と現地に赴く皆様の安全と健康を祈ると共に、同窓会でも何か支援を考えたいと思います。皆様もご協力をお願い致します。最後は本院脳卒中センター センター⻑・教授の竹川英宏先生(20期)より「急性期から維持期まで続く脳卒中治療の現状」についての講演でした。tPA 治療や血栓回収によって脳卒中の予後は随分と改善されています。しかし一方で、そういった治療が可能な施設が少ない事も課題になってきているようです。大変勉強になりました。




下野新聞2023年11月15日版「現論」に、ノンフィクション作家の保坂正康氏が、昭和10年代戦争への道を邁進していった指導者達を以下のように分析していました。
1、自分と周囲の利害損失でしか物事を判断しない。
2、人事で有能の士を遠ざける。
3、大局より小事にこだわり、その実践を誇りとする。

結果、状況に流されて目前の強固論しか考えない。


街のお花屋さんには美しい春の花が並んできました。次の季節が明るい光に満ちたものである事を祈ります。


※コラムの一部を変更しております。