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有⾺雅史先⽣教授就任おめでとうございます！！|会長コラムVol.15
有⾺雅史先⽣教授就任おめでとうございます！！
急な秋の気配に⼾惑いを隠せないこの頃ですがいかがお過ごしでしょうか。
９⽉２３⽇に宇都宮東武グランデにて、有⾺雅史先⽣（８期）のリウマチ膠原病教授就任祝いの会が盛⼤に開催されました。沢⼭の先⽣のスピーチを拝聴致しましたが、皆様⼀様に、有⾺先⽣の後輩思い、研究熱⼼、獨協に対して強い思いを抱いていらっしゃる事を熱く語っておられました。最後に有⾺先⽣からお話があり、「今まで⼀度も感謝の気持ちを伝えた事がないけれど、妻に⼀番の感謝を伝えたい！」と仰った時には、会場から⼤きな拍⼿が湧きました。有⾺先⽣のような業績だけでなくお⼈柄も素晴らしい教授が同窓⽣から輩出できた事は、これからの獨協医⼤にとってまた後輩達にとって明るい希望だと思いました。有⾺先⽣どうか獨協医⼤をお⽀え下さいませ。有⾺先⽣のご様⼦を拝⾒していると、トップである⼈の品格が多くの⼈に良い影響を与え、良いトップから教えを頂いた⼈は同じように全⾝全霊をもって後輩の育成や研究に邁進なさるように感じました。
話は少し逸れますが、ウクライナとロシアの戦争が終わる気配を⾒せません。歴史を振り返る時、⼀⾒弱⾁強⾷が⽬⽴ちます。しかしベトナムと⽶国の戦争の様に必ずしも⼒任せが成功する訳ではありません。さらに頭ごなしの圧⼒による⽀配を続ける事によって権⼒が持続するという歴史も実は無いのです。
先⽇ミハイル・プレトニョフというピアニストのラフマニノフ ピアノ協奏曲全曲演奏会の後半に行ってきました。ミハイルはロシア出⾝のピアニストで２１歳の時にチャイコフスキー国際コンクールの⼀位を獲得しています。チャイコフスキー⾃⾝（偉⼤な作曲家）はその出⾃はウクライナにあります。しかしチャイコフスキー国際コンクールはロシアのコンクールです。このため２０２２年４⽉に、国際⾳楽コンクール連盟はロシアのウクライナ侵攻を受けてそのコンクールを排除しました。世界 3 ⼤⾳楽コンクールの⼀つであり素晴らしい⾳楽家を多数輩出してきたにも関わらず、愚かな誰かによってその栄誉が消失してしまったのです。
獨協医科⼤学は創⽴５０周年を迎えた⽴派な⼤学です。その基礎は１８８３年に開校した獨協学園にあります。天野貞祐先⽣が「学⽣に与ふる書」の中で次のように語っています。「我々はいかなる場合もお世辞を欲しない。しかし威張られる事も真平御免だ。もっとも、⾃分に⼒があって威張るものはまだ我慢できるが、⾃分になんの⼒もなく他の威を利⽤して威張るものは⼈間のクズだ。」
我々獨協⽣はその⼼の中に天野貞祐先⽣の教えがあります。どんな時にもお互いに⽀え合い励まし合って前に進む⼒があります。さらには皆様ご存知の通り、⽕事場の何とかの⼒であるところの瞬発⼒は他⼤学の追随を許しません。獨協⽣としてのプライドを持ってしっかりと⼈⽣を歩んでいきたいと思います。同窓会は必ず皆様の⼒になります。
１０⽉７．８．９⽇は「継往開来 〜未来への⽻ばたき。受け継げ D の誇り〜」をテーマに満を辞しての第 50 回獨医祭学が開催されます。どうぞ皆様お時間を⾒つけて後輩達の頑張りを⾒に来て下さい。宜しくお願い致します。